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Channel: じみけんのスマイルアゲイン^・^
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勇気と感動を感じた試合!

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 昨日はWBCフライ級タイトルマッチで王者の八重樫 東選手(31歳、大橋)が最強の挑戦者ローマン・ゴンザレス選手(27歳ニカラグア、帝拳」)と対戦しましたね。
 ローマン・ゴンザレス選手はアマチュア『時代と合わせ120戦以上無敗。プロに入っても39戦無敗の34KO。23歳にしてミニマム、ライトフライの2階級制覇を成し遂げ、『神』、『伝説』と称賛されてきました。
 しかし、強すぎる故に3階級制覇を目指したもののライバルの王者たちは対戦を避けてきました。
 ゴンザレス選手の目の前で前回の防衛をKOで飾った後、リング上で八重樫選手は『こんな僕ですが、ゴンザレス選手と対戦してもいいですか~!?』とファンにアピール。ファンも大きな拍手で対戦を後押しした感じでしたね^。^
 対戦が決まった後、八重樫選手はハードに強化を重ね、仕上げてきたのがわかりました。
 試合は1Rこそ、様子見になった感じでしたが、2Rからはゴンザレス選手が多彩なパンチで圧力をかけるように出てきました。
 八重樫選手も、足が使えるし、捌くのが上手な選手ですが、距離をとったままでは捌き切れないと考えたようですね。その後は、被弾覚悟で接近戦を挑み、カウンターに賭けたように思いました。
 3R八重樫選手の攻撃も目につくようになりましたが、打ち終わり間際に左を貰いダウンを喫しました。これは貰ったタイミングとバランスを崩した感じでダメージは無かったように思いますが、焦りにつながった気もしますね。
 その後、八重樫選手は追い込まれながらも、自分を鼓舞し、変則的な動きでくらいつきパンチを返しました。8Rをラッシュをかけられそうになりましたが懸命に体を動かしくらいつきパンチを返しました。あまりにも目まぐるしい展開でレフリーが転倒するシーンもありました。
 9R、ゴンザレス選手も疲れてきたのか肩や上体を動かしながら息をつないでいました。もうすこし持ちこたえると終盤はゴンザレス選手にも厳しくなるかな?と思いましたが。ここが、勝負とみたのかゴンザレス選手も連打を重ね八重樫選手が2度目のダウン。レフリーが試合を止めて、ゴンザレス選手が新王者となり3階級制覇を達成しました。
 この試合は、八重樫選手は最強といわれる実力者のゴンザレス選手に、ゴンザレス選手は王者であり、逃げることなく自分の挑戦を受けてくれた八重樫選手にお互いに敬意を表しているのがわかりましたね。
 どんな打ち合いになっても、ラウンドの開始と終了時、レフリーの注意のあとは必ずお互いにグローブを合わして爽やかな感じでした。
 普段なら日本人選手が敗れたら残念な思いが先に立つものですが、勇気と感動を与えてくれた八重樫選手と、3階級制覇を達成したゴンザレス選手どちらにも拍手を送りたいと思いました^・^

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